赤紫が鮮やかなブーゲンビリアの東屋や、甘い香りのヒヤシンス、ウェディングブーケほどもある大きなシャクナゲなど、贅沢なハースト・キ ャッスルの庭園を散策すれば、その色と香り、どこを見ても美しく調和した様子に大いに五感の刺激になるでしょう。たとえ雑草のつると藤の区別がつかないほどガーデニングが苦手でも、ウィリアム・ランドルフ・ハーストが構想を練り、建築家、ジュリアン・モーガンが設計した51ヘクタールにおよぶこの庭園やテラスの散策を楽しめば、その素晴らしさがきっと分かるはずです。オレンジ色のカリフォルニアポピー(州の花)、香りのよいスタージャスミンなど、ここにはいつも花が咲き、あちこちに記念撮影にぴったりの場所が見つかります。ハーストに招かれ、庭園の人目につかない場所でたびたび誰かと密会していたハリウッド黄金期の有名な映画スターの様子など、ガイドの人が質問に答えてくれますので、ぜひ庭園の秘密を聞き出してみましょう。
ハースト・キャッスルの庭園
ハースト・キャッスルの庭園
秘密の隠れ家と光り輝く景色を求めて