ロサンゼルスで発生した山火事は、多くの人々に深刻な被害をもたらしました。被災した地域の皆様、観光客の皆様に心よりお見舞い申し上げます。そして、救助活動にあたる方々に心より感謝申し上げます。現在、被災地域への緊急物資や復興支援を最優先しています。詳細については、渡航に関する注意事項 をご覧ください。
この大きな悲劇の中でも、被災された々が見せる強さや思いやりに深く心を打たれています。その揺るぎない精神は、ロサンゼルスがこの困難を乗り越え、復興への一歩を踏み出すための大きな力と希望を与えてくれるでしょう。
こちらでは、被災された方々を支援するための具体的な方法として、信頼できる団体や取り組みをご紹介しています。皆様のご支援が、被災された方々の生活を大きく支える力となります。
支援方法:山火事の被災者とフードバンク
アメリカ赤十字社ロサンゼルス支部(American Red Cross of Greater Los Angeles)は、被災した住民に避難所を提供しています。ボランティアの方々は、軽度のけがの手当て、眼鏡や薬の調達支援、そして心のサポートも行っています。また、赤十字のケースワーカーは、コミュニティの情報を繋ぎながら個々の支援、交通手段、医療、保育のサポートも行っています。寄付をご希望の場合は、redcross.org をご覧いただくか、1-800-RED CROSS (800/733-2767) に電話、または90999に「REDCROSS」とテキストを送信してください。
カリフォルニア・コミュニティ財団の「山火事復興基金」(California Community Foundation, Wildfire Recovery Fund)は、山火事の影響を受けたコミュニティの緊急および長期的な復興をサポートしており、特に支援が行き届いていない地域やマイノリティの人々に重点を置いています。財団の姉妹組織であるベンチュラ郡コミュニティ財団およびパサデナ・コミュニティ財団は、それぞれの地域に特化した支援を行っています。
ロサンゼルスに拠点を置く ザ・ドリーム・センター(The Dream Center)は、ロサンゼルスの山火事で避難を余儀なくされた人々に緊急シェルター、温かい食事、そして物資を提供しています。彼らの支援は、一時的だけでなく、長期的なニーズに応える重要な役割を果たし、被災し家を失った人々の集まりの場ともなっています。
災害ファンド・フィランソロピーセンター(Center for Disaster Philanthropy)は、コミュニティ再建を支援する団体や、非営利団体に助成金を提供しています。社会支援や食料支援など、災害により収入や住居を失った労働者の権利を保護する形で行われています。
ダイレクト・リリーフ(Direct Relief)は、カリフォルニアを拠点とした医療支援団体で、現在、2つのコリアタウンのYMCAと協力して、煙による健康被害を受けた住民に無料でN95マスクを配布しています。寄付は、パリセーズ、アルタディーナ、カリフォルニア全域の山火事の影響を受けた人々に直接届けられます。
コミュニティ・オーガナイズド・リリーフ・エフォート(CORE)は、ロサンゼルスに本部を構え、空気質が懸念される地域に緊急対応チームを派遣し、N95マスク、緊急用バッグ、保護用具を提供しています。また、地元のシェルターにはWiFiと充電バンクも提供しています。長期的には、構造修復、再建、避難者のケースマネジメント支援を行います。
ユナイテッド・ウェイ・オブ・グレーター・ロサンゼルス基金(United Way of Greater Los Angeles Fund)は、低所得者層、ホームレスの方々、そして彼らを支援する個人、小規模団体のための緊急および長期的なコミュニティの復興活動を支援しています。
ジェームズ・ビアード賞を受賞したシェフであり人道活動家のホセ・アンドレスによって設立された ワールド・セントラル・キッチン(World Central Kitchen)は、世界中の災害現場で食事を提供しています。地元のレストラン、フードトラック、ボランティアと協力し、緊急支援者や山火事の影響を受けた住民に温かい食事を提供しています。
1981年に設立された ウェストサイド・フードバンク(Westside Food Bank)」は、通常、ロサンゼルス西部で70,000世帯以上を支援しています。フードバンクは、60のパートナー団体とともに食品の配布拠点となっています。
ロサンゼルス地域フードバンク(The Los Angeles Regional Food Bank)は、ロサンゼルス郡全域でフードパントリーを行ってており、アメリカの全国的なフードバンクネットワークであるフィーディング・アメリカ(Feeding America)のパートナーです。低所得の家庭や個人に食品を提供しており、その受益者の約4分の1は子供で、5分の1は高齢者です。
支援方法:消防士と救助隊員
ロサンゼルス消防局財団(Los Angeles Fire Department Foundation)は、山火事緊急基金への寄付を募っています。この基金は、消防士が命を救い、コミュニティを守るために必要な機器やプログラムを支援するために使用されます。寄付金は、消防士が使用する道具や備品(緊急消防シェルター、水分補給バックパック、草刈の道具など)の購入に充てられます。
また、地元の消防署やコミュニティと協力して、消防士や亡くなった消防士の遺族、災害に見舞われたコミュニティを支援しています。
支援方法:動物たち
パサデナ動物愛護協会(Pasadena Humane Society)は、動物の保護と避難活動に大きく貢献しています。動物管理スタッフは避難支援を行い、シェルターでは避難したペットのケアをしています。これまでに100匹以上の動物を受け入れ、引き続き緊急保護施設を提供しており、地元の団体と連携してペットとその飼い主が再会できるよう支援しています。
ベスト・フレンズ・アニマル協会(Best Friends Animal Society)は、ロサンゼルス西部とグラナダ・ヒルズにペット用のパントリーを開設しました。ここでは、ペットフード、猫砂、ペット用ベッドなどの必要不可欠な物資とともに、被災した人々のための人間用の衛生用品を提供しています。寄付は、ロサンゼルスの山火事で被災したペットへの緊急支援に直接使われます。
イン・ディフェンス・オブ・アニマルズ(In Defense of Animals)は、避難したり家を失った動物たちに一時的な住居を提供している国際的な動物保護団体です。獣医用品、食料、水などの必要な物資を提供しています。地元の救助者や団体(アドバンスド・ファイア・アンド・レスキュー・サービスやライフセーバーズ・ワイルド・ホース・レスキューなど)と協力し、危険な地域から動物を避難させる調整をしています。