この陽光あふれる南カリフォルニアにも、多数のクラフトビール醸造所が誕生しています。リバーサイドとワインの産地としてすでに人気のテメキュラバレーは、クラフトビール醸造所やフレッシュな地ビールを出すレストランの集まる二大スポットとなりました。
ウエスタンスタイルのテメキュラの街では、ブルワリーで供されるビールもユニークで、これまた妙な名前がつけられています。たとえば、アフターショック・ブルーイングのキャンディード・ヤム・ブラウンエール、ブラック・マーケット・ブルーイングのアフターマス・ペールエール、レフュージ・ブルワリーのブラッド・オレンジ・ウィット、そしてアイロンファイアー・ブルーイングの6キラー・スタウトなどなど。
リバーサイドの広大な学園都市にあるユーライリー・ブルーイング・カンパニーでは、サイクロプス・ココナッツ・ポーターやペルセウス・ペールエールが人気。またウィックス・ブルーイング・カンパニーはインランド・エンパイアでも最大級のブルーパブで、なんと25種類の生ビールに加え、自家醸造を楽しむ地元の人のために「ゲストタップ」も用意しています。 ガストロパブ、ソルテッド・ピッグは、ボリュームたっぷりのハンバーガーやパスタとともに、地元産のビールのみを提供しています。
インランドエンパイアの他の街でも、クラフトビールがブームを迎えています。魅力的な学生街のレッドランズでは、ハンガー24クラフト・ブルワリー(この店の「中核ビール」オレンジ・ウィートは地元の主要産業に対するトリビュートです)のフレッシュなビールや、リチュアル・ブルーイングのベルギースタイルのエール、モンクズランチが味わえます。
またアップランドのラストネーム・ブルーイング(旧デール・ブラザーズ・ブルワリー)では、少なくとも8種類の自家製ビールからお気に入りの味を見つけることができます。またロックハウス・ブルーイング・カンパニーに立ち寄り、自称「荒っぽく作られた」ビールをお試しあれ。サンバーナーディーノではブルー・レベリオンがお勧め。各種類、30〜50ガロンという少量生産のブルワリーですので、もしここでお気に入りを見つけたら、買いだめしておくことをお勧めします。