美しいビクトリア朝の家々と並木通りを特徴とする森に囲まれたこの村は、サクラメントの北東97キロメートルに位置するゴールドカントリー(カリフォルニア州中央部から北東部にかけての地域)有数の可愛いらしい街です。1849年に採鉱集落として開かれたネバダシティには、マーク・トウェインからモトリー・クルーにいたるまで、これまでさまざまなアーティストが舞台を踏んだ、現役の劇場としてはカリフォルニア最古となる1865年築のネバダ劇場をはじめ、保存状態の良い歴史的建築物が集まっています。すぐ近くの大通りには、お菓子の家のようなビクトリア朝のフロントポーチが特徴の鐘楼付き消防署があり、小さな歴史博物館になっています。初期の住民と中国人開拓者の工芸品とともに、先住民族であるニセナンインディアンたちによる繊細な手作りの料理用籠が展示されています。
街の歴史地区を歩いて、木のバルコニーを備えた非の打ちどころのない19世紀建築の数々を眺めましょう。現在は、レストラン、ギフトショップ(アース・ストアの自然愛好家向け商品がおすすめ)、ワインテイスティングルーム、アンティークショップとして利用されています。ネバダシティ商工会議所のホームページから、ガイドなしのウォーキングツアー情報をダウンロードすることができます。活気溢れる季節感満載のファーマーズマーケットには多くの店が並び、野菜や果物をはじめ、新鮮な魚や手作りの石鹸や鞄なども売られています。
ネバダシティの過去にふれることができるもう一つ場所はネバダカウンティ・ネローゲージ・レイルロード・ミュージアムで、ガイドが博物館、車両基地、修復工場などを案内してくれます。入場は無料
ネバダシティからわずか約6.4キロメートルの場所にあるグラスバレーには、シエラ・フットヒルズとゴールドカントリーにある8つのワイナリーが提供するワインティスティングルームがあり、これらを訪れる観光客は年々増加しています。まずは、シエラ・スター・ヴィンヤード・アンド・ワイナリーとルッケージ・ヴィンヤード・アンド・ワイナリーを訪ねましょう。また、エンパイア・マイン州立歴史公園も訪れる価値があります。ここではボランティアが鉱山や公園、さらに鉱山の元所有者であるウィリアム・ボーン・ジュニアの田舎の邸宅であったエンパイア・コテージを案内してくれます。