そびえ立つレッドウッドが生きた摩天楼のように並ぶこの見事な自然保護地域では、プロのバスケットボール選手であっても自分が実にちっぽけなものに思えてしまうでしょう。オリックの1.6キロメートル南にある素晴らしいトーマス・H・キークル・ビジターセンターから出発しましょう。このビジターセンターは、レッドウッド国立州立公園にある5つのビジターセンターの中でも最大で、レッドウッドの生態に関する多数の展示とビデオ上演や大きな書店があり、ビーチへもアクセスが可能です。ビジターセンターに立ち寄った後は、少しドライブしましょう。まず、クラマスという小さな集落の8キロメートル北にあるクラマスリバー展望所に行きます。ここからは、淡水の川が太平洋と交わる巨大な入り江が望めます。この展望所は海抜198mメートルの高台にあり、回遊するコククジラを見るのに絶好のスポットです(ベストシーズン:12月~4月)。下の展望スポットは、短くて歩きやすく、打ち寄せる波の壮大な眺めが楽しめるので、ぜひ行ってみましょう。次に、コースタル・ドライブを南に進みます(マウンテンバイクにも最適です)。全長13キロメートルのこの道路は海岸線に沿って進みます。途中、第二次世界大戦中に農家と納屋に見えるようにカモフラージュしていたレーダー基地があります。
ハイブラフ展望所のピクニックエリアに立ち寄ります。海にはクジラ、アシカ、カッショクペリカンが見られ、春と夏には何千羽もの海鳥が沖合の岩で巣を作っています。
ハイキングをするなら、クラマス地域の海沿いの美しいトレイル、ユロックループがおすすめです。この道沿いには、手つかずの自然が残るヒドゥンビーチがあります(往復2キロメートル)。また、高くそびえるレッドウッドの森を散策するなら、2キロメートルあるレディバード・ジョンソングローブ・ループを歩いてみましょう。