超近代的な白色とガラスを基調にした独特の正面を持つこの施設は、1980年に建てられたとは思えないドラマティックな印象です。大胆に湾曲したラインが、サンフランシスコのシビックセンターエリアでひときわ存在感を放ち、数十年の歳月を経てきたにもかかわらず、新鮮さを失っていません。いまだに魅力的な外観は、イタリア系アメリカ人の建築家、ピエトロ・ベルスキの手によるもの。彼は元のシンフォニーホールを大胆に作り変えました。ベルスキは建物の中に建物を取り込んだ斬新なデザインを採用し、外側の殻が街の騒音や振動を遮断する作りになっています。世界的に有名なサンフランシスコ交響楽団のパフォーマンスは、音の一つ一つが感性に染み込む素晴らしい体験を提供します。休憩時間にロビーに下りれば、きらめく光の装飾をまとったサンフランシスコの市庁舎と、その背景にそびえる高層ビル群の夜景が目に飛び込んできます。コンサートの前や後の食事には、ホールから歩いて行ける注目のダイニングスポットをお試しください。中でも、高級感あふれるジャルディ二エールや高い人気を保ち続けるズニカフェは、おすすめです。さらに近くのヘイズバレー地区まで足を伸ばせば、多くのカフェやおしゃれなブティックをチェックできます。
知っておくと便利な情報: シンフォニーホールのユニークな特徴について詳しく知りたい場合は、ツアーに参加してください(毎週月曜日に開催され、小額ですが料金が必要です)。オーケストラ席の上部に設置された個別に調節ができるアクリルサウンドバリアーなど、知られざる仕掛けを見学することができます。