インランド・エンパイアといえば、ロサンゼルスの東側からサンディエゴカウンティに向かって南に伸びるエリアを指す偉大な名前のように聴こえますが、そこにあるものすべてを指します。 このエリアには、発展の続く郊外エリアも、リバーサイドやサンバーナーディーノなどの都市もあります。 インランド・エンパイアは、柑橘園やテメキュラ・ワインカントリー、また険しいサンバーナーディーノ山脈周辺にはアイディルワイルド、ビッグベアレイク、レイク・アローヘッドといった街が取り囲み、様々な土地に恵まれています。 しかもこのエリアは、モハベ砂漠まで続いています。知る人ぞ知るアトラクション体験など、この土地でたくさんのことを発見できます。
ビッグベア・ワイルド・バーロ・テリトリー、サンバーナーディーノカウンティ
さまざまな種類の野生動物だけでなく(この辺りには大きな熊も見られます)、ビッグベアレイク近辺には、60頭の野生バーロの群れが生息しています。 このサンバーナーディーノ国立森林公園のビッグベア・ワイルド・バーロ・テリトリーで暮らす動物たちは、20世紀前半に鉱山作業員や映画撮影隊が山から連れて帰ったバーロの子孫です。また1950年代、毎年恒例で行われていたレースから逃げ出したり、解放された動物もいます。
ローズ・ヘブン・ヘリテージ・ガーデン、テメキュラ
1991年から、テメキュラの3〜4エーカーあるローズ・ヘブン・ヘリテージ・ガーデンは、華やかな花を愛する人々が必ず訪れる場所になっています。 バラと言えば、甘い香りを思い浮かべますが、ハイブリッドティー、フロリバンダ、クライミング系統、ミニローズなど、1,600種類ものバラが集まると、その香りはまさに天にも昇るようです。 ガーデンに植えられた色もまた、深紅から淡いイエロー、ホワイトまでさまざまです。 テメキュラバレー・ローズソサエティがこのガーデンを管理所有し、4月から5月に満開の季節が始まります。
シュガープラム・ファーム、テメキュラ
シュガープラム・ファームには、誰もが大好きなものがふたつあります。かわいい動物とチョコレート、このふたつが家族で目一杯楽しめるデスティネーションを作っています。 ラクダ、シマウマ、ポニーといった動物たちと間近で触れ合え、セラピーにもなるテメキュラのこの小さな動物園にぜひ行ってみましょう。 ツアーガイド役のブタやゾンキー(シマウマとロバの交配種)もいます。 また、シュガープラムが一流ホテル向けに作っているという職人技による上質なチョコレートのショップもあり、農場で生産されるはちみつやジャムもお買い物できます。
ボールドウィン・レイク・エコロジカル・リザーブ、ビッグベアレイク
ボールドウィン・レイクは、ビッグベアレイクの街にあるふたつの湖のうちの小さい方で、見過ごされがちな「その他」の湖です。 ビッグベアレイクはボート遊びやアウトドアレクリエーションで有名ですが、156エーカーのボールドウィン・レイク生態保護区は、自然の中にひそむ隠れ家です。 春先の独特な湿った牧草地と、小石が敷き詰められた原生地には、春になると珍しい野草が咲き、希少な蝶々から越冬する白頭ワシまで、この保護区は野生生物を観察するには絶好の場所です。
ミトラ・カフェ、サンバーナーディーノ
ミトラ・カフェのことは、サンバーナーディーノに何代も住んでいる家族なら誰もが知っています。 1937年にオープンして以来、固定客なしで80年以上も営業し続けることはできません。 しかし、インランド・エンパイアに住む大勢の人にとっては、有名なチリ・レイェノや、みんなが大好きなメヌードスープなど、昔ながらの料理のあるこのルート66沿いの小さな家庭的なレストランは、隠れた宝石です。 何を注文するか迷ったら、6番のセットがおすすめです。チリ・レイェノ、タコス、エンチラーダがセットになっています。
リンカーン・メモリアル・シュライン、レッドランズ
ワシントンD.C.を象徴するリンカーン・メモリアルよりはるかに質素ですが、レッドランズのリンカーン・メモリアル・シュラインは、歴代アメリカ大統領の中で最も偉大と称される人物に捧げられた驚くほど印象的な記念堂です。 1932年にオープンした八角形の建造物は石灰岩の原石で覆われており、著名なアーティスト、ディーン・コーンウェル氏が制作した知恵、強さ、寛容さというリンカーンの人物像を寓話的に表現した壁画がドームに描かれています。 中でもシュラインの宝は、南北戦争の遺物や、大統領在任中にライフマスクから取られた型で作られたオリジナルのリンカーンの彫像です。
ルート66、ビクタービル
ルート66の歴史を発見し、この伝説的なハイウェイの最盛期の名残を体験しに、ハイ・デザートのビクタービルを目指しましょう。 カリフォルニア・ルート66ミュージアムには、古いガスポンプやヴィンテージカーなど、ハイウェイの痕跡をとどめる品々が保存されており、シカゴからサンタモニカまで2,448マイル続き、ビクタービルとインランド・エンパイアを通るこの道路の歴史を伝えています。 近くのエマ・ジーンズ・ホーランド・バーガー・カフェに寄って、1947年からルート66を旅する人たちに食事を提供してきたダイナーで歴史を感じましょう。
オリーブ・プランテーション、テメキュラ
テメキュラ・バレーはワインの産地として高い評価を得ていますが、このエリアは優れたオリーブオイルを生産することでも定評があります。 2010年に質素にスタートしたオリーブ・プランテーションは、カリフォルニアステートフェアで最高小規模生産者賞を含む数々の賞を受賞しました。 プランテーションでは、現地にある自社の圧搾工場ですべての作業を行い、「ファーストコールドプレス」製法に忠実に上質のエクストラバージン・オリーブオイルを生産し、最高品質を届けています。 また、完熟していない手摘みされた若いオリーブの実のみを使用しています。
ジョセフ・フィリッピ・ヴィンヤード、クカモンガ・バレー
テメキュラ・バレー・ワインカントリーに最初のブドウの木が植えられた頃よりもずっと前から、クカモンガ・バレーは南カリフォルニアの有数のワイン産地でした。 バレーは都市化されましたが、ワイン作りの伝統は、とりわけジョセフ・フィリッピ・ワイナリー・アンド・ヴィンヤードで継続されています。 現在フィリッピファミリーの4代目が運営するワイナリーは、1922年にオープンし、昔からクカモンガ・バレーが産地として有名なジンファンデルの生産を続けています。 ワイナリーツアーとテイスティングが用意されています。
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