丸い屋根が特徴的な市庁舎に近いサンフランシスコの見事なパフォーマンススペースでは、カリフォルニアで、そして世界で最も優れた作品の数々が上演されています。巨大なボザールコンプレックスでは、サンフランシスコ・バレエ団の著名なダンサーが優雅に舞い、サンフランシスコ・オペラのスーパースターが美声を披露します。戦勝記念オペラハウスに隣接するデイビス・シンフォニーホールでは、サンフランシスコ交響楽団の素晴らしい演奏を堪能できます。オープニングナイト・ガラには、タキシードに身を包んだ紳士や着飾った淑女が集まり、サンフランシスコ屈指のアーティストたちによるパフォーマンスに酔いしれます。他にも、スムインバレエやオークランドバレエなどが、ベイエリアの舞踏団として高い評価を得ています。
音楽界においても、ベイエリアは中心的な役割を果たしています。中でも最も印象深いのは、1967年に巻き起こった社会現象であるサマー・オブ・ラブでしょう。
ベイエリアの演劇界では、前衛的な一座から有名な非営利の劇団であるアメリカン・コンサーバトリー・シアターまで、様々なグループが活動しています。質の高い作品は、ダウンタウンのギアリーシアターで上演されています。その他にも、セクシャル・マイノリティーの題材を中心に扱うニュー・コンサーバトリー・シアター、大胆で挑発的な作品のマジック・シアター、そして1967年以来、ウィット、教養と音楽を融合した作品を上演してきたランプライターズ・ミュージック・シアターなどの多数の劇団があります。イエルパ・ブエナ芸術センターでは多彩なパフォーマンスやショーが上演され、同センターはアロンゾ・キング・ラインズ・バレエ団の本拠地になっています。イーストベイでは、バークレー・レパートリーがその優れた作品で常に高い評価を得ています。
音楽界においても、ベイエリアは中心的な役割を果たしています。中でも最も印象深いのは、1967年に巻き起こった社会現象であるサマー・オブ・ラブでしょう。ヒッピーが集まるヘイトアシュベリー地区をロックが支配し、ジェファーソン・エアプレインやグレイトフル・デッドなどのベイエリア生まれのバンドがその中心となりました。当時繁栄を極めたライブハウスのフィルモアでは、現在でもプリンスやノー・ダウト、地元バンドのトレインなどのライブが行われています。中2階に飾られたヴィンテージのロックのポスターも音楽好きは必見。カリフォルニア大学バークレー校には屋外のグリークシアターがあり、ジョン・レジェンド、ジャック・ジョンソン、ジェームズ・テイラーなどのビッグネームがそのステージに立っています。ジャズファンの皆さんは、サンフランシスコ・ジャズセンターで上質のジャズをお楽しみください。