ビーチやテーマパークはもちろん子供たちに大人気ですが、カリフォルニアの創造力も子供たちを惹きつけます。カリフォルニアは子供たちが大好きなテレビ番組や映画が制作される場所であり、たくさんのガジェットが生み出されている場所でもあります。州内に点在する企業と同様にカリフォルニアには頭脳と才能が溢れ、子供たちはそうした知恵と知識に触れることができるのです。家族そろってカリフォルニアで休暇を過ごすなら、子供たちにとっておきの学びをプレゼントしましょう。1時間で体験できるアニメーションや料理レッスンから、家族みんなで参加できる動物園での宿泊体験、1週間にわたる映画製作キャンプまで、様々な教室やキャンプがあります。（当然ながら、カリフォルニアでサーフィンやスケートボードを習いたいという子供たちも多いでしょう。それらが楽しめるとっておきの情報もご用意しています。）わくわくが詰まったラーニング・バケーションのリストをじっくり検討し、リトル・パスポート（英語）のサイトから無料のキッズ向けカリフォルニアガイドをダウンロード（英語）して、子供たちが挑戦したい体験を見つけてください！
一流シェフさながらにクッキング
一流のシェフが多く集まるカリフォルニアは、ミシュランガイドで星を獲得する未来のシェフが料理を学ぶのにぴったりの場所であり、ちびっ子シェフ向けのレッスンがあります。サンタモニカにあるガーメンダイズ・スクールには、6歳から17歳までの子供たちを対象にした料理や製菓・製パン教室があり、手作りパスタやドーナツ、そしてもちろん、カリフォルニアではおなじみの「キッチンカー」教室まであります。
ベイエリアに出かけるなら、サンフランシスコにあるカリナリー・アーティスタスへ向かいましょう。1時間の教室から1週間にわたるキャンプまで、ちびっ子見習いシェフたちはクリエイティブな料理を美しいギラデリスクエアで学ぶことができます。4歳以上のお子様なら教室に預けて、大人は少し羽を伸ばすこともできます。また、春期または夏期に行われる1週間の料理キャンプに参加し、フレーバーズ・オブ・ザ・メディテレーニアンやアリス・ウォータースに代表されるベジタリアン料理に挑戦するのもおすすめです。
カリフォルニア北部のワインの産地で料理を体験するなら、ナパにあるカリナリー・インスティテュート・オブ・アメリカで大人と子供（12歳以上）の参加型料理教室はいかがでしょう。手作りパンやデザート、スペイン・アンド・ザ・ワールド・テーブルなどさまざまな特別土曜料理教室からお好きなものを選んでください。実際に料理を体験して指導を受けられる上、同校のロゴ（CIA）が入ったエプロンやレシピがもらえ、とっておきのランチを一緒に食べることができます。
ライト、カメラ、アクション！
カメラの前に立ちたい、撮影の舞台裏を見てみたい、カリフォルニアならそんなお子様向けの教室もあります。ロサンゼルスの歴史あるグラウンドリングスで、正規の学生でなくても参加できる1日完結の即興クラスで演技の才能を試してみる、あるいは、1週間の夏期集中ワークショップでステージスキルに磨きをかけるのもおすすめです。
オークランドの非営利団体、キャンプ・リールで開催される4日間にわたる若い女性向けのサマーキャンプでは、ストーリーテリングやプロダクション技術が学べます。サンディエゴのアウトサイド・ザ・レンズでは、美しいリバティー・ステーションで土曜に開催されるフォトグラフィー・ワークショップや、ストップモーション・アニメーションやドキュメンタリー、ミュージック・ビデオ制作が体験できる小学校6年生以上を対象にした長期のサマーキャンプがあります。
アニメーションが好きなら、サンタローザのチャールズ・M・シュルツ博物館で漫画描画の1日クラスに、またはサンフランシスコのウォルト・ディズニー・ファミリー博物館でアニメーションや絵コンテ作り、衣装デザインを学ぶ2時間のワークショップに挑戦しましょう。
トップレベルに触れる準備はいいですか？ビッグベア湖近くにある、南カリフォルニアの山々に囲まれたパリ・アドベンチャーズのサマー・プログラムは、ハリウッドのスタントや撮影、ムービーメーキャップ、演技といった専門的なことが学べる1週間の宿泊型キャンプです。
動物たちと触れ合う
動物好きのお子様は、動物王国であるカリフォルニアの最前列にご案内いたします。ふわふわな毛並みの動物や羽のある動物、海の生き物たちと思う存分触れ合える教室やキャンプが揃っています。ロサンゼルス動物園では、2歳以下のお子様なら大人と一緒に「ウィグル・スクイグル動物園」が楽しめ、6歳以上なら「トロピカル・トレジャーズ」のズー・クリッター教室がおすすめです。（90分間の土曜教室には家族みんなで参加できるものもあります）。イーストベイのオークランド動物園には、ゲームやクラフト、動物たちとの触れ合いタイムがたくさん設けられたズーキャンプ（4歳以上対象）があります。さらに南に進んだサンディエゴ動物園サファリパークには、ファミリー向けの宿泊プログラムや、パークの動物たちと触れあい、餌をあげ、そして動物たちについて学ぶ複数日にわたるサマーキャンプが用意されています。
海の生き物をよく観察したいなら、シーワールド・サンディエゴです。ここでは夏の間、宿泊型の教室や１週間にわたるキャンプを開催しています。また、教育活動や夕食、実際の展示のそばで就寝体験ができる人気のファミリー向け宿泊体験もあります。
海洋生物に関する仕事に興味があるなら、ロング・ビーチにある太平洋水族館を訪れましょう。ここではジュニア生物学者教室や、獣医や海洋生物学者、または哺乳類学者による職業体験教室に参加することができます。中部カリフォルニアでは、モントレーのキャンプ・シー・ラボを通じてサマー・デイキャンプに参加することができます。「フルークス・アンド・フリッパーズ」や「海岸散策」といったテーマで学びます。モントレー・ベイ水族館のグレート・タイド・プールで行われる。文字通り「没入する」90分間の水面スキューバ・ダイビング・レッスンもおすすめです。
テクノロジーのスターになろう
未来の科学者やエンジニアのために、カリフォルニアはSTEM（科学、技術、工学、数学）教育に力を入れています。小さなお子様ならカリフォルニア各地にあるプレイ・ウェルで開催されるエンジニア・デザインのレゴ教室やキャンプが楽しめるでしょう。ジェダイ・エンジニアリングやマインクラフト・マスターなどをテーマにした教室があります。ロボットが大好きなら、パロ・アルト高校や南カリフォルニア各地で開催されるI.D.テックのロボット工学サマーキャンプに参加してみましょう。6歳から17歳のお子様を対象に、ロボットの組み立てからプログラミング、操作方法を学ぶことができます。
大学のキャンパスに出かけるなら、UCLA（カリフォルニア大学ロサンゼルス校）やUCSD（カリフォルニア大学サンディエゴ校）、UC-Irvine（カリフォルニア大学アーバイン校）、スタンフォード大学でデジタル・メディア・アカデミー主催の1週間キャンプが開催されています。年齢ごとのグループで、マインクラフトのゲームデザイン、iOSアプリ開発、レゴのロボット工学、ウェアラブルテクとファッションデザインのアドベンチャーといったキャンプに参加できます。
農場からおいしさを届ける体験
米国の野菜の3分の1以上、果物やナッツ類の3分の2以上がカリフォルニアで栽培されており、農場ツアーや農場宿泊体験を通じて、子供たちは食べ物がどのように育てられるのかを直に感じることができます。メンドシーノ・カウンティのフィロ アップル ファームでは、リンゴ園での宿泊や料理の実演に参加することができます。（ファミリー向けの特別イベントはカレンダーをご確認ください。）
カリフォルニアのセントラル・バレーにある、バイセリアの東のローザ・ブラザーズ・ミルク・カンパニーでは、「ムー・モバイル」に乗って、牛乳の瓶詰やアイスクリーム作りを見学しましょう。その後はベーカーズフィールドの南東、テハチャピにあるアドラブル・アルパカ牧場を目指しましょう。週末に開催されるウォーキング・ツアーならアルパカと触れ合い、アルパカの毛を糸に紡ぐ作業を見学することができます。牧場の実地体験をするなら、サンタ・マルガリータにあるリンコナダ酪農場に宿泊して、卵の採集やヒツジの餌やり、乳搾りといった酪農場のお手伝いをしてみましょう。
—ケイト・ベイレス
